アニソンシンガー・オーイシマサヨシ。その8年に及ぶ活動の集大成にして、初のオリジナルアルバム『エンターテイナー』が8月25日にリリースされる。アニソン界のおしゃべりクソメガネを自称し、ありとあらゆる手段でオーディエンスを楽しませてきた稀代のエンターテイナー。彼の歩みが詰め込まれた渾身の1枚は、その名が示す通り現代におけるエンターテインメントを新たに定義づけるマスターピースに仕上がった。 今まで当然のものとしてそこにあった日常が崩れ去り、音楽だけでなくあらゆるエンターテインメントが苦境に立たされてしまった現代において、それでも音楽を奏で続ける意味を誰よりも知る彼が、その境地に至るまでに辿った苦難の道。そしてアルバムタイトル「エンターテイナー」に込めた覚悟を紐解いていく。
──1stアルバムにして集大成的な内容ですが、「エンターテイナー」というタイトルからも並々ならぬ思いの強さを感じます。
オーイシマサヨシ 「エンターテイナー」という言葉は、何度となく自分でも(自分に対して)言ってきたことではあるんです。ただそれをアルバムのタイトルにして、今改めて自分はエンターテイナーなんだと歌うことで、メタっぽい面白さも込めつつエンターテイナーとして生きる覚悟を表明したかったんです。
──その覚悟を決めるまでにはどのような経緯があったのでしょうか?
オーイシマサヨシそもそも「オーイシマサヨシ」という名義は、エンターテインメントに特化した存在として立ち上げたものなんですよね。誰かに喜んでもらうことを意識して、アニソンやエンタメをとことん追求していく。だからいろんなことにがむしゃらにチャレンジしてきたんですけど、気づいたら当初は想定していなかったほど活動が広がって、パンパンに膨れ上がってしまっていました
キンカンのCMに出ている自分も不思議で仕方ないし、なんで『世にも奇妙な物語』出んねんって感じで、なんなら他人を見ているような感覚になることすらあるんです。それほどに裾野が広がりすぎて、最近僕のことをお笑い芸人さんとか俳優、キンカン社員、ツイッタラーだと思っている人が本当にいるくらいなので、一度しっかりと「僕は何者なのか」を表明したいなと思っていたタイミングでもありました。アニソンシンガーであり、エンターテイナーですよと。
──ここ数年は音楽活動以外のところからファンになる方も増えていたのかもしれませんね。
オーイシマサヨシ実際増えているんだと思います。大石昌良の弾き語り配信のときにも僕への「プロなれるよ」ってコメントに対して、「いやプロやがな」って返すお決まりの流れはありましたけど、もはや本気で「意外と歌うまいんだね」言われるようになってしまいました(笑)。
でも例えば、星野源さんを最初は俳優として知って、後から音楽家と知るパターンもある。先駆者の方々はいるので、今の僕の認知の広げ方も間違ってはいないのかなと思えるようになってきたんです。
いろんな入り口から僕を知ってくれた方々に対して、名刺代わりに自分を表す1枚を作れたらという思いも、今回のアルバムには込められています。
──リード曲の「エンターテイナー」は、今までの楽曲に比べるとゆったりとしたテンポで、讃美歌のような壮大さを感じさせます。非常に珍しい曲調ですが、この曲はどのように生まれたのでしょうか?
オーイシマサヨシやっぱり新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響は大きいです。どうしても家にいなくてはならないという状況になったけど、家にいてもほとんどのことはインターネットでできるとわかりましたよね。買い物はできるし娯楽も手に入るし、だいたいの幸せは部屋の中で完結する。
でも僕は、ステージ上での魔法のような時間、あのキラキラした瞬間を経験してしまってるから、普通の幸せだと満たされなくなってることにも気づかされたんです。コロナ禍だからこそ気づいたその気持ちや、部屋の中に閉じこもっていた自分のことを、1人のエンターテイナーの物語としてドキュメンタリー的に歌にしたいと思いました。
あと他の楽曲と比べると決定的に違うところが1点あって、僕以外のミュージシャンが参加していないんです。僕の六畳半の作業部屋だけで完結する物語として、そこから生まれる自分だけのワンダーランドを作り上げるのがテーマの1つだったんです。
──「ついこの間まで こんな穴があいてなかったのに」というフレーズをはじめ、劇的に変わった日常を憂うような思いが歌われています。同じく「インパーフェクト」にも「穴の開いたような日常」というフレーズがあって、コロナ禍における日常の消失は、アルバムを通じて歌われているテーマのようにも感じられました。
オーイシマサヨシほんまや、今気がつきました(笑)。意識して書いたわけではなくて、一曲一曲に入魂した結果そういうフレーズが出てきたんだと思います。やっぱり日常について考えることは多くなっていたので、そこで抱いた穴の開いたような感覚が歌にも表れていたのかもしれない。なんなら「キンカンのうた2020」にすら“日常”って入ってますからね(笑)。
──複数の曲で共通するテーマという意味では、ヒーロー(英雄)を主題にした楽曲も多いですね。
オーイシマサヨシ『ウルトラマンR/B(ルーブ)』の主題歌である「Hands」を歌ってからヒーローもののオファーが増えて、必然的にヒーローについて考える時間も多くなりました。子どもの視点だけでなく、大人から見たヒーロー像を考えてみたり、成長の過程で憧れから懐かしむものに変わったヒーローって、自分にとってどんな存在なんだろうとか。
「英雄の歌」でも歌っているんですけど、やっぱり僕は世界を救うような大きなことはあまり考えられません。大それたことはできないけど、目の前の1人を喜ばせたり、助けたりできる人間でありたい。それが僕の考えるヒーロー像なのかもしれない──それは、コロナ禍という期間で考えていたことの1つでした。
──「神或アルゴリズム」はTikTokでの活躍などで注目を集めるシンガーソングライターりりあ。さんとのコラボレーション楽曲です。どのような経緯で生まれたのでしょうか?
オーイシマサヨシTikTokはどうしても若者の世界だと思っていて、僕みたいなおじさんがやるのはどうかなと思う一方で、トレンドが生まれる場所としてアンテナは張っていたんです。そこで惚れ込んだ歌声の持ち主が、りりあ。ちゃんだったんです。
──他のアーティストとのコラボレーションは、普段の制作と異なる点もあったと思います。
オーイシマサヨシキー設定はめちゃくちゃ難しかったですね。そもそも男性キーと女性キーって違うので、どう上手く嚙み合わせるかはデュエット曲の永遠の課題なんですよ。どちらかを立てるとどちらかが立たなくなってしまうけど、楽曲として気持ちよく聴けるものにするには、その絶妙のバランスを狙わないといけない。「神或アルゴリズム」については、りりあ。ちゃんのキーに僕が寄せていくのが一番正しい形かなと思って作っていきました。
──この楽曲ではアニメーションMVの原案・プロデュースにも挑戦されています。何がきっかけだったんでしょうか?
オーイシマサヨシコロナ禍で自粛生活を余儀なくされ、いろんなお仕事がなくなったときに、みなさんもそうだったように僕も時間を持て余していたんです。でも何かを作りたい気持ちは溢れていて、そんなときにポニーキャニオンのディレクターさんに「アニメーションMVを作ってみるのはどうですか?」とお話をもらったのがきっかけでした。
そこから監督のオカモトさんと一緒に物語を考えていったんです。といっても僕はただ好きな設定とか、こういうのはどうだろうってアイデアを出していっただけなんですけどね。それでもせっかくアニメーションMVを作るなら、そこから本格的なシリーズ化を目指したいし、そうして広がっていったときに原点であるMVに矛盾がないように、話の流れや細かい設定を詰めていきました。
──異世界的な独特の世界観やカラフルな色彩なども特徴的で、映像作品としてもハイクオリティな仕上がりでした。
オーイシマサヨシ海外の方から「このアニメはどこで見れますか?」みたいなコメントをいただけたくらいで、クオリティは僕も大満足です。しっかり力を入れて作ったので、そういう反応があったのは本当に嬉しかったですね。
ただ僕のアイデアというより、オカモトさんの手腕によるところが大きいです。若き天才肌のクリエイターなんですけど、話していてめちゃくちゃ楽しいし、ものづくり携わる人間として刺激をもらえました。
この挑戦自体が新しい刺激になったし、息の長いプロジェクトにしたいと思っているので、これからもいろいろアプローチしていきたいですね。
──そうした様々な楽曲を収録した『エンターテイナー』ですが、曲順にはどのような意味が込められているのでしょう?
オーイシマサヨシイメージとしては朝から夜になって、また夜明けがくるっていう時間の流れ感じられるような曲順にしています、まぁ「ドラゴンエネルギー」(※CDのみボーナストラック)は別として(笑)。
まず「エンターテイナー」で幕が上がって、「インパーフェクト」は朝焼けのイメージ。「世界が君を必要とする時が来たんだ」も朝の時間帯に放送された『トミカ絆合体 アースグランナー』の主題歌だったのでそのまま繋がって、「Hero」や「キンカンのうた2020」は真昼の太陽です。
「神或アルゴリズム」からだんだん日が暮れていって、「楽園」で夜の闇が深くなっていき、「沼」へ。そして「ロールプレイング」と「英雄の歌」でまた新しい朝が始まるという、一日の流れを感じて気持ちよく聴いていただけるのかなと思っています。
──どの楽曲も印象的だと思いますが、特に思い出深いものはありますか?
オーイシマサヨシ『SSSS.DYNAZENON』の主題歌である「インパーフェクト」は大きな転機になった曲でした。制作していた時期は人生で初のスランプに陥ってしまって、1か月くらいまったく曲が書けなくなっていたんです。
それくらいコロナ禍という非常事態に打ちのめされていて、曲を書くってどういうことなのか、自分の中で一から見つめ直す必要がありました。
──具体的に何がそれほど大きな影響を及ぼす原因になっていたのでしょう?
オーイシマサヨシやっぱりライブがなくなったのが一番大きかったです。僕はどこまでもバンドマン属性の人間なので、曲を書いたらライブで披露したくなるし、ライブをしてひと段落したらまた曲が書きたくなる、というサイクルの中で生きてきました。でも、その片方が欠けてしまったことのダメージは、思っていた以上に大きかったんです。
──そうしたスランプを経て生まれたのが「インパーフェクト」。不完全という意味でありながら、アルファベット表記に「'」を加えると「I'm perfect.」。「誰かが加わるだけで完璧な僕になる」というメッセージが込められているのはドラマチックですね。
オーイシマサヨシ作品の力もあってたくさんの人に聴いてもらっていてありがたいですね。『SSSS.GRIDMAN』の主題歌だった「UNION」のときと感触は似ていて、長く愛される楽曲になるような予感がしています。
──改めて、1stアルバムにして集大成的な意味合いも持つ『エンターテイナー』は、ご自身としてどのような位置付けと考えていらっしゃいますか?
オーイシマサヨシ実はアルバムを作るかどうかの会議のときに「“オーイシマサヨシ”はいつ終わるかわからないですよ」って言ったんです。
オーイシマサヨシとしての枝はめちゃくちゃ伸びているけど、あくまで幹は大石昌良。だから「オーイシマサヨシ」の活動はいつでも辞めてしまうことができるし、そう思うからこそ常に攻めの姿勢でいることができていました。
でも逆にいつでも辞められるし、いつ終わるかわからないからこそ、ちゃんと自分がやってきた証を残しておきたいとも思ったんです。だから覚悟を込めたリード曲とタイトルにもなっているし、これまでの集大成的な収録曲になっている。自分で言うのもなかなか勇気がいるけど、エンターテイナーとして生きる覚悟があることを示したかったんです。
──確かに「オーイシマサヨシ」を始められた当初は「40歳になったら辞める」とも仰っていましたよね。
オーイシマサヨシ本当に辞めるつもりでしたからね(笑)。長くても5年くらいやれればいいかなって本気で思ってました。
そもそも僕としては、40歳を過ぎてキラキラしたステージの上でアニソンを歌えるわけないって考えていたんですけど、今もなお必要としていただく場面が増えていて、もう引っ込みがつかないくらいになってしまいました。
でも本気で辞めると思っていたからこそ、今でも「必要とされなくなったら辞めなくては」と思っていますし、逆に1人でも必要としてくれるなら続けていく覚悟があります。
だからこそ無敵というか、求められるならキンカンの宣伝でも役者でもなんでもやっちゃおうって気持ちになれているんです。そうやって何に対しても一生懸命に向き合っているのがいいのかもしれませんね。
──人を喜ばせようという思いの強さは、年々大きくなっているようにも感じるのですが、そこまでの強いモチベーションはどこから生まれているのでしょう?
オーイシマサヨシそれについては明確な答えを持っていて、誰にも応援してもらえなくなったときのわびしさや目の前が真っ暗になるような感覚といった、“自分から波が引いていく”経験を、人生で3回くらい味わっているからです。
ヒーローもののアニメとかでよく「みんなの応援が俺をヒーローにしてくれるんだ!」みたいなシーンがあるじゃないですか。あれってアーティストとしてはめちゃくちゃ共感できて、応援があるからこそ僕らアーティストという職業が成立しているんです。
実家に帰って親戚のおばちゃんたちと話すときはただの宇和島の“まーくん”な僕も、東京でみんなからの思いを受け止めることで、アーティスト・オーイシマサヨシ(大石昌良)であることができる。それはファンの方々もスタッフさんも僕をリスペクトしてくれて、才能を信じてくれるからです。
それらが一切なくなってアーティストでいられなくなってしまう──その恐怖を経験してるので、もうあの感覚を味わいたくないという思いが、活動へのモチベーションにも繋がっているんだと思います。
誰かのために何かをするのは、自分がアーティストでいられるかどうかに直接的に繋がっている。だから誰かのためのようで自分のため、誰かを幸せにすることが自分の幸せに繋がってるから、全然苦じゃないんですよね。
──モチベーションの高さにも繋がるかもしれませんが、活動が広がるのに合わせて、飢餓感や焦燥感に近いものも感じられました。その感覚はご自身にもあるのでしょうか?
オーイシマサヨシめちゃくちゃありますね。今も日常的に新たな才能に打ちのめされています。そもそも僕はずっと天才たちに打ちのめされてきているんですよ。バンドマン時代から今に至るまで、活動が広がっていろんな舞台に挑戦してきましたけど、その先々で天才の存在を目の当たりにして、感覚としてはここまでずっと負けっぱなし。
でも根本的に負けず嫌いでもあるので、打ちのめされるたびに自分なりに工夫して、敗北感をいろんな形でリカバリーしてきました。だから全然満たされてないですし、むしろ、満たされてしまったら負けなんじゃないかという感覚すらある。
オーイシマサヨシとして活動が広がって、経験するステージが大きくなっていくと見える景色も変わる。当然、自分ではコントロールできないことも増えていく。今は今の課題がたくさんあって、だからこそ焦る気持ちはずっと変わらない。その焦燥感も今の活動を支える一部になっているんだと思ってます。
──自らは満たされないままに、誰かを幸せにしようとする。ご自身の経験が大きな要因だとは思うのですが、その考えに至る上で特に影響を受けた人や出来事はありますか?
オーイシマサヨシ大きな影響を与えてくれたのはやっぱりTom-H@ckです。彼は究極のおせっかいで、「人が幸せだったら俺も幸せ」ってずっと言ってるんですよ。最初は何言ってんねんって思ってたけど、気づいたら僕もそういう考えになっているし、アーティストの本質ってそういうことなんだろうなって思いますね。
人を楽しませるためにいろんなことを創意工夫することって、めちゃくちゃ尊いんですよ。結局そういうメンタリティを持っている人が、アーティストを続けていける気がしています。
──初回限定盤には1月に行われたオンラインライブの映像が収録されています。「#オーイシ1000円」が世界トレンド1位を獲得するなど、伝説的な盛り上がりを記録しました。
オーイシマサヨシ世界トレンド1位を取ったのもかなり奇跡だったと思うし、みんなで力を合わせてあれだけのことをしてしまうと、もうこれは「配信ライブにおける1つの答えを出してしまったのではないか」というくらいの満足感がありました。
正直、僕にはあれ以上の配信ライブはもうできないと思ってしまっているんです。内容もそうですけど、みんなのエネルギーが集まって僕をヒーロー、アーティストにしてくれた感覚やすべてが集約されたときのあの熱量は、再現しようと思ってもできるものじゃありません。
当日は約1万5000人の方々がそれぞれの場所から応援してくれたと思うんですけど、あんなに素晴らしい経験をしても、結局みんなの目の前で歌いたいって思っちゃうのがエンターテイナーの常なんです。やっぱりみんなに会いたい、直接楽しませたいっていう思いが一層強くなってしまいました。
なので9月にはパシフィコ横浜のライブを準備していますが、今回は配信を一切用意せず、アナログでみなさんに歌を届けたいと計画しているんです。
あの配信ライブがあったからこそ、今回の決断に至れました。 フェスの中止・延期が相次いでいる中で、僕としても思うところはあって、自分が何をすべきかについてはものすごく考えました。今こういう機会を与えられているのなら、自分がやるべきことは安全にお客さんをエンタメにナビゲートして、ライブ成功のサンプルを作ることだと思っているので、そういう意味でも次回のパシフィコ横浜でのライブは大切な機会になると思っています。
──最後に、節目を迎えた今掲げるアニソンシンガー/エンターテイナー・オーイシマサヨシとしての目標を教えてください。
オーイシマサヨシ今はとにかくみんなの前でライブがしたいです。ワンマンでたくさんの方々の喝采を受けたいし、なんならその拍手の海で寝たいですね! 「みんなちょっとそのまま拍手してて! 今から寝てみるから!」って(笑)。
バカみたいなこと言ってますけど、それくらい味わわないとアーティストとしての寿命が縮まるんじゃないかと思うくらい、ライブに飢えてるんです。「エンターテイナー」でも歌ってますけど、ステージの上でみんなの応援を浴びないと得られない感覚を、今一番欲しています。これからの目標とは少し違うかもしれないですけど、何より目の前のその欲望を満たすことが、もっとも望んでいることなんです。
以前に一度ライブのMCで「みんなは俺に会いに来たと思ってるかもしれないけど、俺もみんなに会いに来たんだよ」って言ったことがあるんです。その本音がまたポロっと零れてしまうくらいに、みんなに会いたいって気持ちが強いんですよ。みんなも同じように思ってくれてると思うし、安心安全にライブを楽しんでもらえるようにするので、僕を信じてぜひワンマンを見に来てほしいです。
──ファンとしては、パシフィコ横浜でのライブが成功したら、いよいよ次は……と考えてしまうかもしれません。
オーイシマサヨシ本当にまったく予定はないですけど、同じ横浜にアリーナもありますし、どうしてもその先は意識してしまいますよね。僕としてはもちろん必要とされるならやりたいと思っています。
世界トレンド1位を獲ったときに、みんなと一緒に何かを成し遂げることってこんなにも気持ちがいいことなんだって感じたんですよ。求められたから応えるって形ではなく、1つの目標に向かってみんなで向かっていくのはやはり尊いことでした。
だから長い時間をかけて1つひとつ目標に向かって積み上げていくことは今後もやっていきたいし、その過程すら楽しんでいきたいと思っています。
取材・文:オグマフミヤ 編集:恩田雄多(KAI-YOU.net)